【Indeed運用事例】応募単価3万円で左官見習いを採用!職人系求人に必要な「原稿改善×媒体設計」のリアル

「職人が採れない時代」に、確かな応募を生む設計とは?

松山市を中心にリフォーム・増改築を手がける地域密着型の施工会社様より、「未経験OKの左官見習いを採用したい」というご相談をいただきました。

対象となるのは、若手や異業種からの転職者など、これまで現場経験がない層を主なターゲットとするポジション。しかし、求人ポータルでは応募数ゼロ。紹介やポスティングも頭打ちとなっていた中で、採用の主戦場をIndeedと求人ボックスへ移すことを提案しました。


月間広告費20万、2ヶ月で1名採用。応募単価3万円台を実現

職人系求人は「応募がそもそも来ない」「来てもミスマッチ」という声が多く、確かな採用につなげるには、媒体の選定だけでなく求人票の構成力と運用設計が重要です。

今回の運用では、Indeedを中心に月20〜25万円の広告費でスタート。2ヶ月で1名の採用を目標に、以下の実績を獲得しました。

  • 応募完了数:6名
  • 総広告費:183,000円(税別・Indeedのみ)
  • 平均応募単価:約30,500円
  • 面接確約型で選考効率も高水準

一見控えめに見える成果数ですが、ターゲットが限られる職人採用において応募単価3万円は十分な成功水準。特に職種別の改善と新着化のタイミングが、大きな成果の分岐点となりました。


原稿を変えたら反応が変わった。職人系採用は“言葉”がすべて

改善前の求人票は、いわゆる「職務記述型」でした。仕事内容の羅列、勤務時間・休日・保険などの条件…たしかに正確ではあるけれど、求職者にとって“自分の未来が描けない”内容だったのです。

そこで私たちは以下のような見直しを実施しました。

  • キャッチコピーに【未経験歓迎】【面接確約】【松山市で手に職を】などを明記
  • 1日のスケジュール例を具体的に記載し、働くイメージを明確化
  • 「どんな先輩がいるか」「どんなサポートがあるか」をストーリー形式で記載
  • YouTubeチャンネルや実績数など、信頼を担保する要素も前面に配置

結果、6月20日に全原稿を再新着化した直後からクリック率・応募率が改善し、6月21日に1件目の応募完了を確認。その後も改善を繰り返し、着実に応募を積み重ねる流れができました。


職人採用は、求人票と配信設計が9割

今回のケースで改めて感じたのは、職人系採用は「出す場所」より「出し方」で決まるということ。Indeedは情報が多い分、パッと見で「読みたい」「自分にできそう」と思わせられるかが勝負です。

たとえば、同じ「左官見習い」でも——

  • 「作業内容」だけを書いている原稿と
  • 「朝の打ち合わせ〜現場移動〜休憩〜帰社」までが描かれている原稿とでは
    反応がまったく異なります。

また、職人系はクリック単価が比較的高めですが、原稿改善と配信タイミングを正しく設計することで、応募単価は3万円台にも抑えられる。これは数字だけでなく、求人票の内容を改善したからこそ実現できた成果です。


今後の展望:継続的改善で、応募単価2万円台も視野に

本件では、初期に1件3万円台での応募獲得に成功しましたが、今後はさらに以下のような取り組みで応募単価の最適化を図ります。

  • 原稿ごとのCVRを分析し、“応募が出るフォーマット”をテンプレート化
  • 募集エリアや媒体(求人ボックス含む)ごとのABテスト運用
  • CPCが高騰する職種の配信見直しと、日別予算設計による最適化
  • 動画・画像付きの高CVR求人への段階的移行

目標は、応募単価25,000円以下・月2名採用体制の実現。Indeedというツールを活かすには、地道な原稿改善と継続的な運用改善が不可欠なのです。


「職人が採れない」は、運用ではなく“構成力”の課題かもしれません。

職人系・現場系の求人は、言葉選びひとつで反応が大きく変わります。応募数が伸びないとき、予算を増やす前に、まずは原稿の温度を上げることをおすすめします。

私たちは、Indeed/求人ボックスの運用だけでなく、職人採用に強い“刺さる原稿”の構成からご支援しています。ご相談はお気軽にどうぞ。


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