【完全保存版】Meta広告の標準イベントとパラメータの種類

Metaピクセル標準イベント早見表

引用：Meta公式ドキュメント

ウェブサイトアクション	説明	標準イベントコード
支払い情報の追加	チェックアウト手続き中に顧客の支払い情報を追加する(例: 請求情報の保存ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddPaymentInfo’);
カートに追加	ショッピングカートやバスケットにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[カートに追加]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddToCart’);
ウィッシュリストに追加	ウィッシュリストにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[ウィッシュリストに追加]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddToWishlist’);
登録完了	ビジネスが提供するサービスと引き換えに情報を提出する(例: メール購読の申し込み)。	fbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’);
問い合わせ	顧客とビジネスが電話、SMS、メール、チャットなどの方法で連絡を取り合う。	fbq(‘track’, ‘Contact’);
製品のカスタマイズ	ビジネスが所有する設定ツールまたはその他のアプリケーションを使用して製品をカスタマイズする。	fbq(‘track’, ‘CustomizeProduct’);
寄付	団体や慈善活動に寄付する。	fbq(‘track’, ‘Donate’);
場所の検索	ウェブまたはアプリであなたの店舗を見つける(例: ある商品を検索して実際の店舗で見つける)。	fbq(‘track’, ‘FindLocation’);
チェックアウト開始	チェックアウト手続きを開始する(例: [チェックアウト]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘InitiateCheckout’);
リード	ビジネスから後日連絡が来る可能性があることを理解して、顧客が情報を提出する(例: フォームの送信、トライアルの登録)。	fbq(‘track’, ‘Lead’);
購入	購入を完了する。通常、注文/購入の確認や取引の領収書の受け取り(例: [ありがとうございました]ページまたは確認ページの表示)。	fbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’});
スケジュール	店舗の訪問を予約する。	fbq(‘track’, ‘Schedule’);
検索	ウェブサイト、アプリ、その他のプロパティで検索を実行する(例: 商品の検索、旅行の検索)。	fbq(‘track’, ‘Search’);
トライアル開始	ビジネスが提供している製品またはサービスの無料トライアルを開始する(例: サブスクリプションの無料体験)。	fbq(‘track’, ‘StartTrial’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});
応募	ビジネスが提供している製品、サービス、プログラムなどに応募する(例: クレジットカード、教育プログラム、求人)。	fbq(‘track’, ‘SubmitApplication’);
サブスクリプション登録	あなたが提供している製品またはサービスの有料サブスクリプションを開始する。	fbq(‘track’, ‘Subscribe’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});
コンテンツビュー	関心のあるウェブページを訪問する(例: 商品ページやランディングページ)。コンテンツビューではウェブページのURLに訪問があったことはわかりますが、訪問者がウェブページで何を実行または閲覧したかはわかりません。	fbq(‘track’, ‘ViewContent’);

Facebookピクセルとは

Facebookピクセルは、ウェブサイトの訪問者の行動を追跡し、広告キャンペーンのパフォーマンスを測定・最適化するためのツールです。この小さなコードをウェブサイトに埋め込むことで、ユーザーがどのページを訪れ、どのようなアクションを取ったのかを詳細に把握できます。例えば、商品ページの閲覧、カートへの追加、購入完了など、さまざまな行動を追跡できるため、広告の効果測定やターゲティング精度の向上に役立ちます。これにより、企業は広告費を最適化し、より高いコンバージョン率を実現できます。

Facebookピクセルの構成要素

Facebookピクセルは主に3つの構成要素から成り立っています。それぞれの役割を理解することで、より効果的な広告運用が可能になります。

ベースコード

ベースコードは、Facebookピクセルの基本的な動作を担うコードです。このコードをウェブサイト全体に設置することで、訪問者のページ閲覧を追跡できるようになります。ベースコードは1アカウントにつき1つだけ設定され、全てのページに共通して埋め込まれます。ベースコード単体では詳細な行動を計測できないため、次に紹介する標準イベントコードやパラメータと組み合わせて使用します。

標準イベントコード

標準イベントコードは、ユーザーの特定のアクションを追跡するためのコードです。例えば「商品をカートに追加した」「購入を完了した」など、具体的な行動を測定することができます。これにより、広告の効果を詳細に分析し、適切なターゲティングやリマーケティング施策に活用できます。標準イベントはFacebookがあらかじめ用意しているため、ベースコードに追加するだけで簡単に導入可能です。

パラメータ

パラメータは、イベントに関する詳細な情報を提供する要素です。例えば「購入イベント」であれば、商品ID、価格、数量などをパラメータとして送信できます。この情報を活用することで、より精緻なデータ分析やターゲティングが可能になります。パラメータには必須項目と任意項目があり、設定する内容によって取得できる情報の精度が変わります。

Facebookピクセル標準イベントとパラメータの一覧

Facebookピクセルの強力な機能の一つが、ユーザーの行動を細かく追跡できる標準イベントの設定です。これにより、ウェブサイト内でユーザーがどのようなアクションを起こしているかを正確に把握し、広告の効果測定や最適化に役立てることができます。以下では、主要な標準イベントとそのパラメータについて詳しく解説します。それぞれのイベントには、特定のユーザーアクションに対応したコードが用意されており、実装することで効果的なデータ収集が可能になります。

PageView

「PageView」イベントは、ユーザーがウェブサイトのページを訪問した際に発火する基本的なイベントです。このイベントは、Facebookピクセルのベースコードに含まれており、全ページで自動的にトリガーされます。ウェブサイトのトラフィックを把握するための基礎データとして非常に重要です。特定のページへのアクセス数やユーザーの動線を分析することで、サイト改善のヒントを得ることができます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'PageView');

Search

「Search」イベントは、ユーザーがウェブサイト内で検索を行った際に発火します。例えば、ECサイトで特定の商品を検索した場合、このイベントがトリガーされます。ユーザーが何を探しているのかを把握できるため、商品のラインナップや広告の最適化に活用できます。また、検索キーワードを取得することで、ユーザーのニーズをより深く理解することが可能です。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Search', {
  search_string: 'ランニングシューズ'
});

ViewContent

「ViewContent」イベントは、ユーザーが特定のコンテンツを閲覧した際に発火します。一般的には、商品詳細ページや特定のブログ記事の閲覧時に使用されます。このイベントを追跡することで、どの商品やコンテンツにユーザーが関心を持っているのかを把握でき、リマーケティング施策などに活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'ViewContent', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product'
});

AddToCart

「AddToCart」イベントは、ユーザーが商品をショッピングカートに追加した際に発火します。このイベントを活用することで、購入意欲の高いユーザーを特定でき、「カート落ち」ユーザーへのリマーケティング広告を配信することが可能になります。また、どの商品が人気なのかを分析することにも役立ちます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'AddToCart', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product',
  value: 5000,
  currency: 'JPY'
});

InitiateCheckout

「InitiateCheckout」イベントは、ユーザーがチェックアウトプロセスを開始した際に発火します。カートページから「購入手続きへ進む」ボタンをクリックしたタイミングなどで使用します。このイベントを追跡することで、購入意欲の高いユーザー層を特定し、決済完了までのプロセスを最適化できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'InitiateCheckout', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product',
  value: 5000,
  currency: 'JPY'
});

AddPaymentInfo

「AddPaymentInfo」イベントは、ユーザーが支払い情報を入力した際に発火します。このイベントを設定することで、購入完了に至る直前までのユーザー行動を追跡でき、決済ページでの離脱率を分析するのに役立ちます。問題点を特定し、コンバージョン率の向上を図るために活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'AddPaymentInfo', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product',
  value: 5000,
  currency: 'JPY'
});

Purchase

「Purchase」イベントは、ユーザーが購入を完了した際に発火します。いわゆるコンバージョンイベントであり、広告効果測定の最も重要な指標の一つです。このイベントでは、購入金額や購入商品の情報を取得でき、ROI分析やLTV算出に活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Purchase', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product',
  value: 5000,
  currency: 'JPY'
});

AddToWishlist

「AddToWishlist」イベントは、ユーザーが商品をウィッシュリストに追加した際に発火します。このイベントを追跡することで、購入には至っていないが興味を示しているユーザーを特定できます。ウィッシュリストに追加された商品に対してリマインダー広告を配信するなど、購入促進のための施策に活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'AddToWishlist', {
  content_ids: ['1234'],
  content_type: 'product'
});

CompleteRegistration

「CompleteRegistration」イベントは、ユーザーが会員登録やニュースレターの購読などのフォーム送信を完了した際に発火します。このイベントを計測することで、リード獲得数や登録率の分析が可能となり、効果的なマーケティング施策を実施できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'CompleteRegistration');

Contact

「Contact」イベントは、ユーザーが問い合わせフォームを送信したり、電話やメールでコンタクトを取った際に発火します。このイベントは、サービスへの関心度が高いユーザーを把握するのに役立ちます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Contact');

CustomizeProduct

「CustomizeProduct」イベントは、ユーザーが製品をカスタマイズした際に発火します。例えば、Tシャツの色を選んだり、オプションを追加した場合などに使用します。このイベントを追跡することで、人気のカスタマイズパターンを分析できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'CustomizeProduct');

Donate

「Donate」イベントは、ユーザーが寄付を行った際に発火します。非営利団体やチャリティーイベントなどで活用できるイベントです。寄付を行ったユーザーに対してお礼のメッセージを表示する際などに利用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Donate');

FindLocation

「FindLocation」イベントは、ユーザーが店舗の所在地を検索した際に発火します。実店舗を持つビジネスでは、来店促進のための施策に活用できるイベントです。近くの店舗を探しているユーザーに向けた広告配信などに役立ちます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'FindLocation');

Lead

「Lead」イベントは、ユーザーが資料請求やサービスへの申し込みを行った際に発火します。このイベントを追跡することで、見込み顧客の獲得状況を把握でき、リード獲得数の改善に繋がります。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Lead');

Schedule

「Schedule」イベントは、ユーザーが予約を行った際に発火します。美容室やクリニックなど、事前予約が必要なビジネスに適したイベントであり、予約数の増加に向けた施策に活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Schedule');

StartTrial

「StartTrial」イベントは、ユーザーが無料トライアルを開始した際に発火します。SaaS系サービスやサブスクリプションサービスの利用促進に活用できるイベントであり、トライアルから有料プランへの転換率を測定する際にも役立ちます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'StartTrial', {
  value: 0.00,
  currency: 'JPY',
  predicted_ltv: 10000
});

SubmitApplication

「SubmitApplication」イベントは、ユーザーが申し込みフォームを送信した際に発火します。クレジットカードの申し込みや教育プログラムへの応募など、各種申請プロセスで活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'SubmitApplication');

Subscribe

「Subscribe」イベントは、ユーザーが有料サブスクリプションに申し込んだ際に発火します。ストリーミングサービスや定期購入サービスなどで利用され、有料会員数の増加に向けた施策に活用できます。

イベントコードの例:

fbq('track', 'Subscribe', {
  value: 1000,
  currency: 'JPY',
  predicted_ltv: 12000
});

まとめ

Facebookピクセルの標準イベントとパラメータを活用することで、ユーザーの行動を詳細に追跡し、広告キャンペーンのパフォーマンスを最適化することが可能です。適切なイベントを設定することで、ターゲティング精度が向上し、コンバージョン率の改善に繋がります。それぞれのイベントの目的と実装方法を理解し、効果的な広告運用を目指しましょう。

ウェブサイトアクション	説明	標準イベントコード
支払い情報の追加	チェックアウト手続き中に顧客の支払い情報を追加する(例: 請求情報の保存ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddPaymentInfo’);
カートに追加	ショッピングカートやバスケットにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[カートに追加]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddToCart’);
ウィッシュリストに追加	ウィッシュリストにアイテムを追加する(例: ウェブサイトで[ウィッシュリストに追加]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘AddToWishlist’);
登録完了	ビジネスが提供するサービスと引き換えに情報を提出する(例: メール購読の申し込み)。	fbq(‘track’, ‘CompleteRegistration’);
問い合わせ	顧客とビジネスが電話、SMS、メール、チャットなどの方法で連絡を取り合う。	fbq(‘track’, ‘Contact’);
製品のカスタマイズ	ビジネスが所有する設定ツールまたはその他のアプリケーションを使用して製品をカスタマイズする。	fbq(‘track’, ‘CustomizeProduct’);
寄付	団体や慈善活動に寄付する。	fbq(‘track’, ‘Donate’);
場所の検索	ウェブまたはアプリであなたの店舗を見つける(例: ある商品を検索して実際の店舗で見つける)。	fbq(‘track’, ‘FindLocation’);
チェックアウト開始	チェックアウト手続きを開始する(例: [チェックアウト]ボタンをクリックする)。	fbq(‘track’, ‘InitiateCheckout’);
リード	ビジネスから後日連絡が来る可能性があることを理解して、顧客が情報を提出する(例: フォームの送信、トライアルの登録)。	fbq(‘track’, ‘Lead’);
購入	購入を完了する。通常、注文/購入の確認や取引の領収書の受け取り(例: [ありがとうございました]ページまたは確認ページの表示)。	fbq(‘track’, ‘Purchase’, {value: 0.00, currency: ‘USD’});
スケジュール	店舗の訪問を予約する。	fbq(‘track’, ‘Schedule’);
検索	ウェブサイト、アプリ、その他のプロパティで検索を実行する(例: 商品の検索、旅行の検索)。	fbq(‘track’, ‘Search’);
トライアル開始	ビジネスが提供している製品またはサービスの無料トライアルを開始する(例: サブスクリプションの無料体験)。	fbq(‘track’, ‘StartTrial’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});
応募	ビジネスが提供している製品、サービス、プログラムなどに応募する(例: クレジットカード、教育プログラム、求人)。	fbq(‘track’, ‘SubmitApplication’);
サブスクリプション登録	あなたが提供している製品またはサービスの有料サブスクリプションを開始する。	fbq(‘track’, ‘Subscribe’, {value: ‘0.00’, currency: ‘USD’, predicted_ltv: ‘0.00’});
コンテンツビュー	関心のあるウェブページを訪問する(例: 商品ページやランディングページ)。コンテンツビューではウェブページのURLに訪問があったことはわかりますが、訪問者がウェブページで何を実行または閲覧したかはわかりません。	fbq(‘track’, ‘ViewContent’);