【タレントプールの重要性】採用活動を急に始めても手遅れ
人が足りてる時でも採用活動は止めちゃいけない
採用活動というのはポジションが空いてから急いで開始するのではなく、ポジションが埋まっている段階から継続的にある程度のリソースをかけて投資的に行っていくべきです。
なぜなら良い人を見つけるのは時間がかかるからです。人が急に足りなくなってから採用活動を始めても大概は良い人は速攻では見つかりません、とはいえ時間が無いからある意味”来た順”で採用してしまったりします。
それに急にポジションが空いてから採用活動を始めると、焦りながら急ピッチで進めることになるのでコストが予想以上にかかってしまいます。
例えば求人広告の運用で人を集めている場合、機械学習が再度ワークするまで時間がかかるでしょうし、時間がないからと言って日予算を上げるとCPAがメチャメチャ悪化して無駄金使ってしまう可能性もあります。
無論、早く採用しないといけないため色々な数値分析を落ち着いて行いながらPDCAを回すことも難しいでしょう。
そいう訳で、人が足りなくなってから急遽再開する採用人事活動というのは、コストが沢山かかり、かつ急いでいるので仕方なく採用ペルソナじゃない候補者を採用してしまう可能性が高まります。
個人的には、採用コストがかかるのは大きな問題ではない気がするのですが、急いでいるが故に採用ペルソナではない人材を”来た順”みたいな感じで採用してしまうのは結構なリスクがあります。
会社に人事を置く予算が無ければ仕方がないのですが、せめて0.5人月くらい人事を置ける会社の経済力があれば、この部分はケチらずしっかり予算取ることをオススメします。
私は、どんな人材に対してもあらゆる仕事を覚えさせることが出来ると思っているのですが、とはいえ適材適所で仕事を与えないと、ミスが連発したり成長が遅かったり、ワークするクライアントを見つけるのに時間かかったりします。
来た順で採用しないために、日々人事を稼働させて置いて人材プールを潤沢に運用しておくのがオススメなのです。
タレントプールの運用の方法
手前味噌で恐縮ですが、弊社はこの「人材プールの運用」が割と出来ていると自負しております。人が足りてる時でも、採用活動の予算をある程度つけてIndeedとかの求人広告を回し続けていたり、
ダイレクトリクルーティングの媒体を駆使してスカウトを毎日送っていたり、日々新しい人事の媒体をリサーチしたり、まだ活用していない媒体を使ってみたりしています。
例えば、会社が毎月捻出できる予算にも寄りますが、弊社の場合は人が足りてる時に無駄に月額で費用がかかるスカウト媒体の追加契約はしないものの、
無料で使えるやつとか、導入費用 + 成果報酬だけで運用できる媒体で新しい媒体を導入してみたりします。長年運用されてる媒体で「この会社は当分つぶれないかな」と思える媒体は、体力があるうちに導入してみたりしています。
それで採用ポジションが特に空いていないのに候補者面談を繰り返し、採用サマリを議事録で残しHubSpotとかでCRMをやっています。
どんなスキルを持っている人か?どんな性分を持っている人か?転職希望時期はいつか?みたいなことを聞いておいてストックしておくんですよね。
大抵「この人スキルもあるし良いな〜」みたいな人は、転職希望時期が3ヶ月〜半年先みたいなこともあります。その人が転職したいときに、弊社で採用できる状態かは分かりませんが、
何事もタイミングが全てなので、弊社が採用したいタイミングで、採用したい人を出来るだけ採用できるように準備し続けるのです。
営業用語で「SOL」という言葉があるのですが、これは「Sales Opportunity Lead(セールス オポチュニティ リード)」の略で、ベストタイミングで営業すれば売れるから、SOL(導入時期)が明確なリードを増やそうという意味で使われている言葉です。
採用人事も、これを意識してやるべきなのです。採用したい時に、採用したい人を採用するには、運用するのが必須です。
採用したい時に、採用したい人にスカウトを送るだけでは弱すぎます!
タレントプール運用の実例
弊社は現在、営業ポジションの採用活動をしているのですが、
先ほど記載したように前々から採用ポジションが埋まってるのにも関わらず採用活動を投資的に行ってきた結果、
営業マンを今採用したい育てたい!と思ったときに、過去に面談した候補者をリストアップして、
その中から営業が出来そうな人材をピックして、転職希望時期が即日みたいな人じゃない人をリストアップして、
その中の何人かにメールしたところ、採用コスト0で既に何人かとの面談を再度組むことが出来ております。
自分が過去に面談した人で、営業経験がある人で、この人の性分なら新しい営業の仕事も問題なさそうだなって感じる人と、
既に面談できる機会を追加費用なしで作れるのは、弊社のすごい競争優勢だと思っています。
そういう感じで、人材プールを運用するのは採用活動を絶大に良い影響を与えるので、皆さんオススメですよ^^