【なんで出来ないの?】上司が部下にこれを言ったら終わり

昔ラッパーのKREVAが『オレ学生時代に塾講師のバイトしてみたいって思ったんだよね、でもオレ「なんで出来ないんだよ」ってなっちゃうから向いてないんだよね』と言ってたのですが、

たしかに、教える側が相手に「なんで出来ないの?」ってなるのは最悪だよなーって思うんですよね。

普通に上司失格だと思っています。

なぜなら、教える側の役割は相手の理解を助けることであり、そのためには相手の現状を把握し、適切なレベルで指導することが必要だからだと思うからです。

なので「なんで出来ないの?」となっちゃう上司は「俺、教えるの下手くそだ!」と言ってるようなものだと思うわけです。

例えば『オトナ相手の教え方』という書籍には、教えることの目的は「現状と目標の差を埋めること」だと書いてあります。

そのためには相手の現在レベルを把握することが重要だと書かれていて、もし相手の理解度が3であれば次に教えるべきことは4であり、6や8ではない。

誰もが1から2を理解するのは容易だが、1から5を理解するのは難しい。この理解を持って育成に当たれば、人はグングン成長していきます。

相手の知識レベルを最初から全て把握するのは難しいと思うのですが、相手の知識レベルが自分の想定を下回った際「なんで出来ないんだ!」となるのではなく、1個か2個か下の段階から再度教えてあげれば良いのです。

さらに『世界十五大哲学』という本の中には、こんな一節があります。

>「わかる」というのは、ある物事について、少しだけ、あるいはぼんやりと知っている、だがはっきりとは知らない。こういう場合に、はっきり知りたい、という要求がおこり、他人にその物事について問う、ということがおこるのである。 そこで、相手の説明を聞いて「わかった」と思うのは、以前にはぼんやりしたものが明確になった場合であろう。そのためには、自分があらかじめもっていた知識が、相手の説明と結びつかなければならない。

これを説明する人の側からいえば、問うている人の、既にに持っている知識をひきだして、それを展開し、足らぬところを補い、深め、高めてやらなければならない。

目から鱗(うろこ)ですね。

つまり、相手の全く訳わからないことを一生懸命説明しても、相手はより五里霧中になるだけってことです。

半分くらい承知しているけど、手の届かないフワッとしてる部分を言語化して分かりやすく説明して欲しいと思っているんですね。

結論、少し話が逸れてしまいましたが、人に何かを教えるのは適切な方法があります。

誰もが”その気がちゃんとあれば”大体の仕事なら覚えることが出来るはずなのに、誰も彼も仕事が出来ないと嘆いて「良い人がいないー」って言ってる上司はダメダメだって話です。

ですから「なんでできないの?」ってなってしまう上司は、相手の現状を理解せずに指導を行っている上に、部下の責任にしているため全然ダメだよなーーーって思うわけです(๑╹ω╹๑ )

#上司 #部下 #教育 #教え方 #人材教育 #人材育成

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