初めてエンジニア採用した時の話【災い転じて福と為す】
今日は、弊社で初めてエンジニア採用をした時の話をしようと思います。
既にある程度の経験を積んだエンジニアを採用して黒字にした経験は、僕の経営者としての自信を増やしてくれる出来事になりました。
弊社は人材の会社なので、ある意味では人材が弊社の商品であるわけで、そういう意味で
最初の頃は”未経験者を雇って育てて商品を出荷”していた訳ですが、
例えばマーケターであれば事務的な作業を任せながら一旦黒字にすることが容易だし、
デザイナーであればCanvaやFigmaを使って完全未経験でも”一応バナーとかを作ることは出来る”ので仕事が一応あるのですが、
完全未経験のエンジニアを雇って採用初月から良い感じに黒字の仕事を割り当てるのは他の職種よりも難易度が高いです。
無論、一人前に黒字になるまで時間もかかる訳なので、僕としてはエンジニア関しては、
既に商品として売れる状態で仕入れ(経験のあるエンジニアを採用して)出荷したいと常々思っておりました。
それを一気通貫で達成(黒字)出来たことは、僕としては凄い事なわけです。
実は、、、今までは未経験人材を採用して育てるのがメインだったので、
人生で初めてスキル人材を採用して人材派遣して黒字にすることが出来ました。嬉しい!
なぜならスキル人材を採用するノウハウが身につけば人を育てる時間をショートカットできるので、会社を成長させる速度を早めることが出来るからです。
エンジニア採用のきっかけは、とある災いが理由
エンジニアを採用しようと決意したきっかけは、とある出来事が理由です。
それは弊社の会社のサーバーに悪意のある第三者が侵入し、サイトを壊されてしまったんです。
当時、殆ど放置で月5万くらい儲かっていたウェブメディアがサーバーエラーで見れなくなってしまったり、
会社のホームページも全て見れなくなってしまいました。
コツコツとコンテンツを積み上げてきたウェブサイトが突然、こんな形で消されるとは夢にも思ってなかった訳で、大変なショックでした。
結局、外注で雇ったエンジニアに10万円くらい払って直してもらったのですが、社内にエンジニアが居ないと、
こういう出来事に備えることもできないし、こういう出来事があるたびに特別損失が出るのかと思い苛立っていました。
それであれば社内でエンジニアを採用しセキュリティを定期的に社内のエンジニアに見てもらいつつ、
何かあっても社内にエンジニアが居れば、ある程度はすぐ対応できるだろう!という目的でエンジニア採用を決意しました。
この災いが無ければ最初のエンジニア採用は数年後だったかも
僕にとって、あの時の衝撃的な災いが無ければ、思い切ってエンジニア採用を決意することが出来なかったかもしれません。
もしくは、あと数ヶ月〜数年、初めてのエンジニア採用を決断するまで時間かかったかもしれません。
更に、単にエンジニアを採用するという話ではなく「既にある程度の経験があるスキル人材を採用する」というノウハウ獲得も数年後とかになっていた可能性すらあります。
実はこの部分のノウハウが得られたことが今回最も僕にとって嬉しい出来事です。
なぜなら今までは、未経験者を雇っても割とすぐに黒字になって事業成長出来てたので、難易度が高い経験者の採用にリソースを割いてノウハウ獲得してなかったからです。
でも事業成長の速度を高めるには、やはり割と経験のある人材を再現性高く採用するノウハウを得る必要がありました。
この災いがきっかけで『既に経験のあるスキル人材を採用するという経験』を恵んでくれたわけで、本当にあの時の悪意のあるハッカーには感謝しています。
ただエンジニア採用のノウハウは実は最初からありました
ただしー、
余談ですが実はエンジニア採用をするノウハウは自社でエンジニア採用する前から既に結構ありました。
正直言ってこれは相当でかい僕の競争優位性だと思っています。
というのもRPO(採用代行)事業を友達と前に初めて、今の時代はスキル人材の採用は、
ダイレクトリクルーティングが主流なのですが、エンジニア採用したいと思った時点で、他の人よりも圧倒的に、
ダイレクトリクルーティングによる採用ノウハウがあって、媒体でスカウトすれば必ず採用できると知識があったので実行力を持って採用活動が進みました。
採用媒体は幾つもあり、料金形態もいくつもあり、各媒体を導入するだけでも相当な費用感が掛かるので、
このノウハウ(どのくらい費用を突っ込んで、どういうケイパビリティがあれば、スキル人材を採用できるのか)無い状態だったら、
ここに投資するぞと金を使う勇気も30倍くらい必要だったと思うので、やっぱり採用代行で培ったノウハウも無ければ、
初めてのスキル人材採用をするのに、さらに数年時間がかかってた可能性もあるかなっと。
そういう意味でいくと、一緒にRPO事業をやってくれたかつての友にも感謝感謝。
全ての出来事に感謝しかありませんよね。